ヒスタミンのお話第二弾 胃酸とかゆみ
B型薬剤師のkazutoです。今回もご覧いただきありがとうございます。
この間ヒスタミンについて書きました。
今日はさらにおまけの話を。
前回ヒスタミンは体のあちこちで色々な働きをしていると書きました。
かゆみと胃酸分泌にもヒスタミンが関わっています。
ここだけ聞くと鋭い方は両方ヒスタミンが関係するなら胃酸を抑える胃薬でかゆみが抑えられるんじゃないかと思うはず。
実は痒みに関してヒスタミンが作用する場所をH1受容体といい胃酸を出すときヒスタミンが作用する場所はH2受容体といい形が少し違うんです。
ちょっと話が複雑になりましたが、
補足するとヒスタミンやよく聞くアドレナリンなど体の中で働く物質は対応する受容体という決まった部分にくっつくことで作用するんです。
つまりかゆみと胃酸の受容体はヒスタミンがくっつくのは同じだけど形が違うということなんです。
そのためかゆみの薬と胃酸の薬はそれぞれH1受容体をブロックする薬とH2受容体をブロックする薬です。
くっつく受容体が違うため胃酸を抑える薬でかゆみは止まらないのです。
体の色々なところで実は同じ成分が働いていることがあるんです不思議ですね。
それでは今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
次回もゆる〜くやってきます。
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